2025.06.07

キックボクシングの前蹴って難しい？前蹴りの種類やコツなどを解説！！

本記事ではキックボクシングの蹴り技の一つ、「前蹴り」について解説していきます。実は実際の試合においてはハイキックやミドルキックよりも重要と言われている蹴りです。対戦相手との距離を離したり牽制する際に使われる技で、特にムエタイ選手はこの蹴りの技術が巧みで、日本のキックボクサーも前蹴りだけで試合の主導権を握っていたこともあるくらいです。

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キックボクシングの蹴りはどんなのがある？

ローキック

対戦相手の膝下を狙うキックで相手の動きを制限する有効な蹴り技です。また、相手の体の側面を狙って蹴ることで、直接的なダメージを与えることも可能です。

ミドルキック

対戦相手の腹部を狙う強力なキックでダメージを与えるのに非常に有効な蹴り技です。また、蹴りの威力を最大限に引き出すために、正確な動きとバランスが大切でしっかりとしたトレーニングが必要です。

カーフキック

対戦相手のふくらはぎを蹴る技。カーフキックは対戦相手のふくらはぎの筋肉や神経を攻撃して歩行や動きを困難にさせることを目的としています。カーフキックはダメージ効果の高さから近年、総合格闘技やキックボクシングの試合でよく見られる蹴り技です。

ハイキック

対戦相手の頭部や顔面を攻撃する高い位置で放たれる蹴り技。正確に当てることができれば、一撃で終わらせることが可能です。昔、K-１のミルコクロコップ選手が得意としてましたね。ハイキックは蹴りの軌道や腰の使い方、柔軟性、バランスが重要です。

膝蹴り

膝蹴りは対戦相手へ強烈なダメージを与えることができる蹴り技です。膝蹴りの力強さと派手さから試合でも観客を沸かせる技の一つと言えます。膝蹴りは正確に打つと非常に強力で、特にクリンチや近距離での戦いにおいて効果的な技として活用されます。

前蹴りの基本

前蹴りとは？

前蹴りとはキックボクシングやムエタイなどたくさんの立ち技格闘技で使用される蹴り技です。フロントキックとも呼ばれるこの蹴り技は、足の裏や母子球、親指の先辺りに力を込めて対戦相手にダメージを与えます。前蹴りは相ダメージを与えるだけでなく、対戦相手の攻撃リズムを崩すのを目的にしたり、相手の動きを制限する効果もあります。

ムエタイの前蹴り

主に対戦相手の中央体部に向かって狙い、足の裏全体で対戦相手を突き飛ばすように蹴ります。この蹴りは相手をコントロールして距離を保つ効果的な手段としても使われます。ムエタイの前蹴り、「ティップ」はムエタイにおける基本的な蹴り技の一つです。

空手の前蹴り

空手の前蹴りも基本的な蹴り技の一つで、打撃部分は主に足の甲や足の裏を使います。対戦相手の腹部やみぞおちに向けて蹴ります。体全体をうまく使うことで、対戦相手に強力なダメージを与えることが可能な蹴りです。

キックボクシングでの前蹴りを使うメリット

キックボクシングで前蹴りを覚えると以下のたくさんのメリット、効果があります。

対戦相手のリズムを崩すことができる

試合中に前蹴りを使うタイミングによって有効な使い方ができます。例えば対戦相手がパンチやハイキックを打つために踏み込んできたところにタイミングよく前蹴りを使うとそれだけで相手のリズムを崩すことができます。カウンター気味にベストなタイミングで前蹴りを繰り出せば、ダメージを与えることもできるしそのまま相手がこけることもあります。　　仙台市宮城野区歯科

対戦相手との距離を離す

前蹴りの基本は対戦相手との距離を離すために使われることが多いです。接近して打ち合うこともありますが、やはりミドルキックやローキックを蹴るには自分の得意な距離感に相手を離していくことも大切です。

腹部・足腰へのダメージを与えていく

キックボクシングの顔面へのハイキックやミドルキックの打撃と比べると前蹴り自体の攻撃力はそこまで高くはありません。しかし的確に腹部（みぞおち）に当てるとかなりのダメージが足腰に溜まっていきます。

前蹴りの蹴り方

どこを使って蹴るのか

前蹴りの時に使う部分は一般的に足の裏の前部（＝母子球の部分）です。理由として蹴りの際にしっかりとした衝撃を与え、かつ自分自身の足を保護するためです。一部の格闘技では足の指の付け根の部分を使って蹴ることもあります。この部分は比較的硬く相手にダメージを与えやすいです。

どこを狙って蹴るのか

①みぞおち
最も狙われる部位で正確に当てることができれば相手の息を止めることができます。強力な前蹴りが命中すれば、相手の動きを一時的に止めることができます。

②肝臓
もう一つ主要な狙い部位は、右脇の下、肋骨の後ろの部分にある肝臓です。ここに強く蹴りを入れると相手は激しい痛みを感じることがあります。

③腹部
直接的なダメージが目的でなく、相手との距離を離したり、スタミナや呼吸を乱す目的で使う。

④顔
かなり高い位置への蹴りとなりますが、成功すればハイキックと同様に一発で試合を有利に進めることができます。

前蹴りの練習方法

シャドーボクシング

はじめに鏡を見ながら足を前に押し出すイメージで前蹴りのフォームチェック。前蹴りをしてそのまま身体も前に倒れてしまうと反撃を受けてしまいます。前蹴りのあとにしっかりと元の体制に戻れるように練習しましょう。

サンドバッグ

サンドバッグは蹴りの威力を上げていくために理想的なトレーニングです。サンドバッグに前蹴りを行うことで、蹴りの威力を高めたり、疲れにくい脚や体幹を築くことができます。また、サンドバッグの動きに合わせて蹴ることで、実戦に近い状況での前蹴りの練習も可能です。

ミット打ち

サンドバッグで前蹴りトレーニングしたらミット打ちで動く相手への前蹴りの練習です。相手が止まっているのと動いているのとでは難易度は段違いに変わります。しっかりと対戦相手の動きを見極めて前蹴りがうてる練習をしましょう。トレーニングを続けることで狙った位置に蹴りを当てる能力や、動く相手に対して前蹴りのタイミングを養うことができます。

まとめ

キックボクシングにおいて花形であるハイキックやミドルキックのトレーニングに意識がいきがちですが、実際の試合になった場合なかなか簡単にハイキックを打たせてもらうことはできません。しっかりとボクシングテクニックと組み合せて、踏み込んできた相手に前蹴り、ダメージを蓄積させてローキック、ミドルキックとコンビネーションができれば最強ですね！ぜひ、みなさまも前蹴りを練習してキックボクシングの戦いの幅を広げていきましょう。

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